杉並区・南伊豆町論争。

プレジデントに結構挑発的な記事が掲載された。

平成の姥捨か!?「杉並区の特養」大論争
http://president.jp/articles/-/22135

都市部でも地方でも、選択肢を増やさなければならない

ここでの問題は本当はとてもシンプルだ。
前提として確認をしておくべきことは、
・本人及び家族が「選択」できるということ。
→介護保険開始前のように行政の強制力を持つ「措置」ではないこと。
である。
そして、
・一番のニーズは、「住み慣れた地域に、住み続けたい」ということ。
一方で、住み慣れた地域が暮らしづらいのであれば、条件が整えば移り住むことも検討範囲に入ること。

特養で空室があるのは事実で、そこから優先ではないか?という意見が出るのも最もだけれども、「住み慣れた地域が一番」と思いつつも、ホテルコストや食費などの介護保険外の自己負担分の料金設定や、サービスの質などで、「特養である」ということだけで単純に選ばれる時代ではなくなった。
この認識が事業者も自治体も不足している。

そういう意味で、東京ではなく400km離れた特養を選択する、という特養を必要とする住民の選択肢が増えることは望ましい。

一方で、せっかくの地方の特養なのであるから、その地域性を十分に生かした特養にしなければ意味がない。
土地や人件費が安いことから単純に価格が東京と比べて安くなる、というだけではなくて、自然を感じられる住戸や共用部の演出、地域コミュニティとのつながりなど。

問題は、認識不足

そういう意味で欠けているのは以下の二つだ。
・都市部においても地方においても、「特養」の商品開発の重要性の認識不足。
・特に地方では、「地方創生」の国策に位置づけるのであれば、「地方創生」を住民と共創していくためのリーダーシップと説明不足。

地方で特養やCCRCをつくっても、地域コミュニティから孤立してしまえば、意味がない。

南伊豆町は、まちづくりにとっても力を入れているので、これからそれらの総合力で連動をしていく可能性があるので、とても期待しているので、今後を見守っていきたい。

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