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Stay Homeしながら、今後の大きく変わるwithコロナの時代は、どのような変化が私たちの暮らしに訪れるのか?を日々考えています。
そんな中、今日Twitterでこんなツィートが目に留まりました。

天気の良いベランダで子供たちを遊ばせながら夫婦話。
私「本当に家族がいて幸せ」
夫「ね、すごい幸せ」
私「私さ、この幸せの裏で諦めたこといくつかあるんだよね。娯楽とか睡眠とかキャリアとか。何も諦めてないのに同じ幸せ享受してる大人が隣にいるの違和感。」
私の気持ちはこれに尽きる。

このツィートは面白い。(っていうと、ちょっと不謹慎なのかもですが。)

何が面白いかというと、これは、

「旦那フリーライダー問題」

なのです。

この「旦那フリーライダー問題」というのは私が勝手に命名しているわけですが(笑)、具体的に言うと、旦那が、

・家事しない(ちょっとだけで「手伝ってやった」感を出す)
・子育てしない(いいとこだけしかしない)
・まともなコミュニケーションしない(向き合わない)

問題です。
※「フリーライダー」というのは「ただ乗り」している人、という意味ですね。
旦那が家族の幸せに、まさに「ただ乗り」している、という感覚を妻に与えてしまう大問題。

この根底にあるのは、旦那の役割は「お金を稼いでくればいい」、「稼いできてなんぼ」、「俺が稼いでくるから養えているんだ」という非常に強力で、なんともしがたい心理と言い訳です。

「お金を稼いでいるんだからフリーライダーじゃないじゃないか!」と反論が良く来るのですが、そもそもその反論すること自体が間違いです。

何が間違っているかというと、「家族の幸せ」というものにおいて、「お金」は全く関係がない、からです。

確かにお金は生活に必要なモノであるし、無くては困るものなのだけど、それがあろうとなかろうと、幸せな人は幸せなわけです。ここを詳しく説明すると長くなるので割愛しますが、なので、先ほどのツィッターの旦那さんは、「家族の幸せ」において「フリーライダー」なのです。

「フリーライダー」というのは、基本的にコモンズやコミュニティからは排除される運命にあります。なので、シニアのコミュニティ運営では、私はとても心を砕きます。フリーライダーと見られている人はいないかと。

また、この問題のより深刻なところは、旦那がその心理や発言・行動において「自らを交換可能な立場に、自ら貶めてしまっているところ」です。
お金なんてしょせん、誰が稼いできてもお金はお金でしかありません。
Aさんが稼いできた30万も、Bさんが稼いできた30万も、同じです。

妻が、「この人は、お金を稼ぐ以外に、家族の幸せに対して何を貢献しているんだろう?」と疑問を持ったら「アウト」。
「金を稼いでいる」に存在価値を持っていたあなたは、交換可能な存在なのだと一発で気づかれてしまいます。

新型コロナによって、「あれ?」と、この疑問を抱く人が間違いなく増えてきていますね。

一方で、女性が、「家事は労働に換算すると○○万円なのよ!」という発言も一時期はやりましたが、この価値定義もNGです。
この発言をしたとたんに、「自らを交換可能な立場に、自ら貶めてしまう」という落とし穴に落ちます。

私はひとりひとりが「替えが効かない存在」として扱われる社会の実現が夢です。家庭内で「交換可能」に自らを貶めないように切に願うばかりです。

また、このコロナの危機によって、自らが「交換可能と扱われている」、「貶めていた!」と気づいて、変化してくれると次の良い社会の原動力になるのではと思います。

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佐藤順一郎 オカゲサマ@伴走者

あなたがいるから、(おかげさまで)私がいる。 「横並びのかかわり」を研究しながら、いろいろなプロジェクトに首を突っ込んだり、突っ込まなかったりしています。

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