介護保険サービスの利用は「訪問」「通い」「泊り」が基本
おはようございます。
今、「ダヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」で有名なダン・ブラウンの「オリジン」を読んでいて、少々寝不足の佐藤です。
宗教とテクノロジーと芸術と建築、記号論。立体的でぐいぐい引き込まれています。
#スペインが舞台
前回、「住んでいるところで将来受ける介護の質は決まっている」ことをお伝えしましたが、今日は、介護保険サービスの「基本の基」をお伝えしたいと思います。
自宅で住み続けるためには介護サービスを有効に、適切に使うということが絶対に必要です。
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▼ 介護保険サービスは「訪問」「通い」「泊り」の3つ
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ウェブサイトなどで介護保険サービスについて調べようとするといろんな事業者や専門家と呼ばれる人たちがとても詳しく書いています。が、読んで理解できる人はほとんどいないのではないかと思います。
僕でも読むのを途中であきらめます。頭に入ってきません。
というのも、利用する側にとってはいらない情報や専門用語が羅列されているからです。利用者側の立場に立った情報提供があまりにも少ないことに驚きますが、それだけ多様で複雑だからと言い換えられるかもしれません。
介護が必要になったとき、受けることができる介護保険サービスの種類は30種類近くになりますが、利用者側としてはまず3種類覚えましょう。それは、
「訪問」、「通い」、「泊り」の3種類です。
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▼ 3種類を自分の暮らしに合わせて組み立てる
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この3つの「意味」と「価値」を確認したいと思います。そうしないといざというとき、自分が望む暮らしに合わせて組み立てることができません。
「訪問」
訪問はヘルパーや看護師などが「自宅に来てくれて」、生活を支えてくれるサービスです。
その中心となる意味と価値は、「生活を営む上で、できないことを支えてもらう」です。
着替えや排泄や食事づくりなど、生活はたくさんの「生活行為」の積み重ねで成り立っていますが、「要介護」という状態はこの「生活行為」が難しくなる、できなくなる、という状態です。
自宅で暮らしているものの、難しくなった生活行為やできなくなった生活行為をサポートしてもらって一緒にやる、代わりにやってもらう、というのが「訪問」の意味と価値です。
「通い」
通いは、「自分が出かけていく」ことで受けることができるサービスです。
この中心となる意味と価値は、「社会性、人とのつながりを維持する」です。
人間は社会的な動物ですので、「孤独」は好む人がいたり、耐えられたりしますが、「孤立」は結構メンタルにダメージを与えます。この「孤立」を防ぎ、人とのつながりや、社会とのつながり、社会的な役割などを維持するのが「通い」の主たる「価値」です。
「泊り」
泊りは、その名の通り「自宅以外の場所に泊まる」ことで受けることができるサービスです。
この中心となる意味と価値は、「自宅で過ごすことが難しいときの緊急時を支える」です。
体調を崩してしまったり、退院してすぐの時、いつもは世話をしてくれる家族がある事情で自宅にいない、いつも介護してくれる人が体調がすぐれない(カラダもココロも)などの「普段とは事情が変わった」ときに支えてくれるのが「泊り」の主たる価値です。
僕なんかは結構出不精で、自宅にいるのが好きなので、よっぽど気の合う人や自分が楽しみにできる「陶芸」や「ピアノの練習」などがなければ、「通い」にはいきたくないなーと思います。
移動でも疲れるし、気疲れしそうです(笑)。「通い」に行って逆に「孤立」を味わうなんてなると本末転倒ですし(笑)。
自宅でゆっくりダン・ブラウンを読んでます(笑)。
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