シニアライフ田無稼働開始
みなさんこんばんは。
新型コロナの感染拡大が、緊急事態宣言下でもなかなか落ち着きませんね。
変異株の実効再生産数が従来株よりも高いことに起因するようですが、具体的な押さえ込み戦略は見えてきません。ワクチン接種については打つ人、打たない人に分かれそうですが、私はシニアの方々と多く接する関係で、個人的には不安を抱えつつも順番が来たらすぐ打ちたいと思います。
今日は、シニアライフ田無の進捗についてご報告とwithコロナでのシニアの暮らしについてお話ししようと思います。
知識の話というよりかは、この1年で感じたことなのであまり参考になることはないかもしれませんが、こんなことを考えて住まいづくりをしてるよー、という内容になります。
昨年、シニアの新しい住まい方としてシェアハウスを田無にオープンするべく準備を進めてましたが、みなさんご存知のとおり新型コロナの影響によって昨年4月の開設は見送ることにしました。
「シェア」という暮らし方がシニアにとって感染リスクを高めてしまう可能性が考えられたことが原因です。
「シェア」という暮らしが本当に感染リスクを高めるのか?この1年間注意して情報収集をしてきました。私が知る限り、シェアハウスからのクラスターは発生していないようです。
一方で、シニアの人たちの暮らしの様子を情報収集してみると、圧倒的に外出機会や会話の機会が減っていて、身体機能の低下はもちろんのこと、心の落ち込みや元気が無くなっているということをたくさん聞きました。
感染リスクを避けることはとても重要なことなのですが、この状況を見ているとそのことだけを最優先に考えて暮らすことは、人生において大きな損失なのではないか?と感じ始めています。
シニアの暮らしを支える3つの要素
シニアの暮らしにおいて下の図のとおりとても重要な3つの要素があります。
「お金」と「健康」と「人とのつながり」が揃って初めて充実した高齢期を送ることができるのですが、新型コロナはこの3つに打撃を与えています。
シニアにとってとても重要なのは、「人とのつながり」です。
昨年は流石にリスクを測ることが全くできなかったので様子を見ることしかできませんでしたが、「感染リスク」を甘く見ることなく、かといって暮らしを全て「感染リスク」最優先に従わせるのではなく、適切に、適度に、適当に怖がり、少しずつ暮らしを取り戻してくことを開始しようと思います。
やっぱり見ず知らずの人と多数接触することはリスクがありそうですが、それほど行動範囲が広くないシニアの人たちが集まって暮らすシェアハウスは、過剰なリスクを抱えることなく、会話や人とのつながりを取り戻すことができる暮らし方だと自信を持つことができました。
1年遅れてしまったのですが、シニアライフ田無、再起動です。
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