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新型コロナウィルスの影響で「コロナ離婚」なるワードが、SNS上でトレンド入りしたりしていますね。
みなさんのところは大丈夫でしょうか。

Twitterで「#コロナ離婚」のタグを拾ってみると・・・

やまほどでてくる!

これは、愛があるとかないとか、旦那が優しいとか優しくないとか、そういう話じゃないんです。

今、世の中は、男性も女性も、ジェンダーはあれど、同じ人間として同価値を生きる存在として社会は変化していっています。

このことは頭の中でみんな理解しているんですが、意識(無意識)では旧価値観を引きずっているので、頭とココロとカラダがバラバラになっている状態で、こういう危機的状況の時に大きく減少として顕在化しちゃうんです。

なので、価値観があわない!という話でもないのです。

引きずっている旧価値観の弊害は、「生活」をおざなりにしたことにあります。

結婚して、子どもができたとき、女性は、
「母」と「妻」という顔を背負わされ、育児と炊事とその他の家事を担うことが当然視されます。
一方、男性は、
「父」と「夫」という役割を背負い、外から収入を得ることを担うことが当然視されます。夫元気で留守がいい、というのが旧価値観です。

生活とは、
「食べる」、「寝る」、「清潔にする(住まい、衣類、カラダ)」
が基本です。

これを男性・女性という性別や、妻・夫という役割で「分断」してしまいました。その分断がおざなりを加速します。

大事なことは、「自分と家族」が「食べて」、「寝て」、「清潔にする」ということを男性か女性か、妻か夫かに関わらずそれぞれが大切にする、ということです。これが新価値観でのあり方です。

旧価値観の世界では、「自分の生活を成り立たせるため」に「相手を利用する」という原理に根付いています。
利用価値が無くなったとき、もしくはデメリットが大きくなったとき、破綻する関係性です。

うちの場合で言うと、妻と子ども2人の4人家族ですが、子どもたちに朝ご飯食べさせて、保育園送って、仕事して、お昼は何食べて、夕方何時くらいに迎えに行くからその前に買い物行って、食べたらお風呂入れて、食器洗って洗濯機回して、昨日の洗濯物を畳んで、終わったら干して・・・と、毎日毎日予定を立てて動いています。

そうすると、妻が「ご飯つくるよー」とか「私が保育園送るよー」とか動いてくれると、「ありがとー!」と感謝の気持ちが自然と出ます。

妻の側から見ても同じです。妻はやっぱり女性なので、自分が全部やるもんだと思っていますから、私が何かやると「ありがとー!」となります。

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今日の洗いもの終了!

ここで注意して欲しいのは、今日、妻が保育園に送っていってくれても、それがルーティンの当たり前にはならない、ということ。
明日も自分が送ることを前提に予定を立てること、です。

自分と家族の生活を、自分でしっかりと送っていく、という意識がブレてはダメ。

あと気を付けて欲しいのは、良くある「役割分担」とか「当番制」
これも本質的に「分業制」による生活の分断なので、いつしか「当たり前」になり、感謝の気持ちが薄れがちです。

「ごめ~ん!明日の朝ミーティングあるから、送っていってもらっていいかなー?」
「いいよー。」
というコミュニケーションが結構大事です。
お互い都合がありますから、毎日助け合ってる感満載です。

写真見てもらえれば分かると思いますが、食器の洗い方や洗濯物の干し方や畳み方なんかは、私と妻で全然違います。
私は「きのこの山派」ですが、妻は「たけのこの里派」ですから、いろんなところの価値観が異なります

これね、さっきの「自分の生活を成り立たせるために」、「相手を利用する」という立ち位置に無意識に立っていると、価値観が違うことが許せなくなるんです。
だって、守りたいのは、自分がイメージする「自分の生活だけ」ですから。

自分も、そしてパートナーもそれぞれが、「自分と家族の生活」だと考えて暮らしを営んでいると、「価値観」の違いは豊かさになるんです。

うちなんて、ほんとにモノが良くなくなります(笑)。
ブラックホールが5つくらいあるんじゃないか?って思うくらい。

今だって、テレビのリモコンがここ2週間くらい見つからないし、妻のスリッパの片方も見つからない(笑)。

でも、今って便利ですよねー。
私のスマホも、妻のスマホも、テレビを操作できるようにリモコン設定しました(笑)。

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新価値観の中で暮らすと、自分と同じくらい、もしくはそれ以上に、「ちゃんと人として」向き合うことができます。

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佐藤順一郎 オカゲサマ@伴走者

あなたがいるから、(おかげさまで)私がいる。 「横並びのかかわり」を研究しながら、いろいろなプロジェクトに首を突っ込んだり、突っ込まなかったりしています。

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